受け入れ家庭への取材(浦幌町 岡田愛啓さん宅)

皆さんこんにちは!!事務局の梶川です。

さて、食hugスタッフブログの第一回目の受入農家さん取材先は……

私が十勝で働くきっかけになった岡田さんのお宅へ!!

いつもは北海道の家に帰る気持ちでお邪魔させてもらっている岡田さんのお宅。今回は取材ということで少し緊張しながら向かいました。

私が取材をした時期はかぼちゃの皿敷きの仕事をおこなっていて、実際に私も手伝わせていただきました!

(作業を教えてもらっている様子の写真)

ん?皿敷き??皿ってなに?なんで皿を敷くの??

と思ったので、お母さんになぜ皿を敷くのかを聞くと、

「かぼちゃが地面に接していると、そこに日光が当たらなくなって、色が変わってしまう。だからある程度かぼちゃが育ってきたら、その下にお皿を敷いて色が綺麗になるようにお皿を敷くんだよ。」 と教えてもらいました。

ちなみに敷くお皿はこんな感じです!

 

これがお皿を敷いたかぼちゃ。

(皿が敷き終わったかぼちゃ)

かぼちゃの作業は、大きな葉っぱをかき分けながら、中腰で作業をします。これがとても大変です。先の見えない大きな畑の中を1つ1つ手作業でかぼちゃの下に敷いていきます。この日も朝から夕方までずっと作業されていました。

農作物の中でも、かぼちゃととうきび(とうもろこし)は手入れも収穫もすべて手作業が基本。だから時間も労力もかかる大変な仕事です。これを毎年、一日何時間も作業しているのかと思うと、

農家さんってすごい。の一言しかでてこなかったです。

改めて、食べ物をいただけるありがたさを感じました……泣

さて、それではここから本題の農家さんの取材について書こうと思います。

(左:岡田京子さん 右:岡田愛啓さん)

ホームステイの受け入れを始めた当初から、高校生を受け入れてくれている岡田さんご夫婦。受け入れを始めた当初をふり返りながら、お父さん、お母さんのホームステイに対する想いを聞いてきました。

 

—————やっぱり受入をするのって大変ですよね…

お母さん(京子さん):大変かって聞かれたら大変だね。高校生が来る前は部屋を掃除したり布団を干したりして、準備するからね。

梶川:そうですよね。忙しい毎日の中で高校生を受け入れるのは、簡単ではないですよね。

お母さん:だから作った料理を「美味しい」って食べてくれたり、「ホームステイできて良かった」と体験した子たちが言ってくれることが励みだね。

 

—————今までにたくさん高校生を受け入れてくださっていると思うのですが、嬉しかったことや印象に残ったことはありますか?

お母さん:受け入れていて嬉しかったことは、たくさん娘・息子がふえたことだね。

 

たくさんの高校生を受け入れてくださっているお母さんの言葉。ホームステイができることは当たりまえじゃないんだなと気づかされます。

(左:岡田愛啓さん)

————このホームステイを受け入れようと思ったきっかけを教えてください。

お父さん(愛啓さん):元々は日本の農業や一次産業について学ぶ、5年生の頃に町内民泊を学校行事でしようと思ったのがきっかけで、それが受け入れを始めたきっかけなんだ。そして、今の事務局を始めて2年目に25人の高校生を受け入れを始めたんだよね。

お父さん(愛啓さん):農作物がどんなふうに生育して、どんなふうに収穫するのかを実際に肌で感じてもらって、“いのちをいただく“ことを農家へきて、学んでもらうことが目的。そこから食を通して、都会と農村を人とのつながりを通して、農家を支えてくれる人たちを増やしたいと思ったのがきっかけかな。

 

————それでも修学旅行の時期と、農作物の収穫の時期が重なる中で、高校生を受け入れるのは大変なことだと思うんですが…

お父さん(愛啓さん):大変だけど、受け入れてくれる人はそれだけ真剣に受けていると思うんだよね。修学旅行の時期は一番農家が忙しい時期だけど、理解してくれている人は受け入れてくれていると思うんだ。最終的に我々を支えてくれる仲間を増やすということが大切。20年後、30年後になった時に、高校生たちはあの時に体験したのは、こうゆうことだったんだなってわかってくる。その子たちが大人になって、子どもに引き継いでくれる。そんなつながりが食の大切さを伝えていくと思うんだ。

 

—————お父さんは今までにたくさん高校生を受け入れてくださっていると思うのですが、嬉しかったことや印象に残ったことはありますか?

お父さん(愛啓さん):ホームステイした子たちに年賀状を送っているんだけど、大学3年生になった女の子から、「学校生活や人生の中でつまったときに必ずホームステイのアルバムを開きます。そうすると心が和むんです。」と書いてあったり、その子の他にも「体験したときのスマホの写真を胸にいれて過ごしている」という感想をもらって。そこで人とのつながりの大切さを知れるんだよね。

 

————1泊2日だけの関わりの中で、何でこんなにホームステイが高校生たちの心に残っていると思いますか?

お父さん(愛啓さん):人のあたたかみじゃないかな。農村の人は心があたたかくて、隣と隣のつながりが必ずある。何か困った時に“助け合う”という気持ちがある。都会だと自分の身を守るためにも、隣に住んでいる人がわからないことが多いでしょ?だから農村に来ることで、人は支え合って生きていることを改めて感じられるんじゃないかなあ。大自然っていう心が安らぐ場所がまたそうさせるんだと思うんだ。

梶川:もう思ってることを全部言ってくれました(笑)。私も実際体験した時、農村では隣のお家との距離は遠いけど、心の距離はとても近くて、時間の流れ方もゆっくりに感じました。

お父さん(愛啓さん):そうゆうところで学べるということはすごいと思うし、段々大人になるにつれてわかってくると思うんだよね。

 

———そうですね。確かに都会にはない農村ならではの温かみはあると思います。私もとても感じました。お父さんとお話していて、農家という仕事をとても楽しそうに話されているなと思うんです。でも、自然と向き合う仕事って、自分がどれだけ一生懸命働いても、災害や天候によって実らないこともあるじゃないですか。大変だしとても厳しいと思うんですけど、なぜそんなに楽しそうにお仕事されているんですか?

お父さん(愛啓さん):楽しまなきゃつまんないでしょ?仕事は楽しんでやらないと。充実するというのは、自分のものが人に認められて、価値が生まれるから楽しくなる。それの繰り返しだから。そして“おいしい”っていう声をきくと励みになるし、おいしいものを作らなきゃなって思う。おいしいものを作るために、おのずと勉強して楽しくなってくるんじゃない?また、人に伝えるためには、一言書き添えるってことも大切。気持ちが伝わって心と心が通じ合うでしょ?

 

私もホームステイをした時、知らず知らずのうちに、岡田さんから伝える大切さを学ばせてもらっていたんだなと今回の取材で思いました。

 

————最後にお父さんにとってホームステイって何ですか?

お父さん(愛啓さん):色んな人に会える。今度どんな子がきて、どんなホームステイになるかが楽しみだね!

 

今回の取材では岡田ご夫婦からたくさんの言葉をいただきました。

これからもいろんな受入家庭の方に取材させていただけたらなと思います!